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「KISSの原則（Keep it stupid simple）」

このところ話題だそうですが、まあ考えてみれば当然であり基本的なことだと思います。
物理学の統一理論にしても、物事をシンプルに考えていくことで、わかりやすく、腑に落ちるものになるということですのでね。
QCSの設計も同様で、シンプルなメカニズムによって、スケーラブルなシステムを構築するということです。
やれ、多重化だとか、冗長化だとか、普通の人は物事を複雑にすれば安心するようですが、それは逆です。
コードも同じで、シンプルなAPI、シンプルな関数、シンプルなアルゴリズムをいかに実装するか、それによって信頼性の高いコードが生まれると思います。

ただ、そのためには、具体的な事象を抽象化し、共通点を見出し、汎用化することが、頭の中でできなくてはなりません。
私は、コード全体を見まわすために巨大なスクリーンを使ったり、印刷したりしませんが、それは、無限に広がる脳の中の世界で思考によってコードを実装するようにしているからです。
複雑なコードになったときは、いったんすべてを破棄するくらいにしできるかぎりシンプルな実装にしなくてはです。

Hasegawa