企業活動においてリモートワークやモバイルワークが進む中で、iOSやAndroidのスマートフォンを電話以外の利用が増えていると思います。メールの送受信やチャットによるコミュニケーションは、PCを開かずしてすぐに応答できる点が評価されて利用が進んでいるとおもいます。さらに業務のアプリをスマートフォンにインストール使うケースもあると思います。
最近では、パソコンのOS同様にiOSやAndroidの脆弱性対応の発表が続いています。先週もiOSにて悪意を持って作成されたメールによりDosと呼ばれるアプリがサービス拒否攻撃を受ける可能性”CVE-2022-22658”について修正が公開されました。
またAndroidにおいても深刻度が”Critical”とされる脆弱性が見つかり、特権昇格により機密データが盗み取られる可能性への修正版が公開されました。
企業における情報の取り扱いがPCだけではなく、スマートフォンを利用するようになった状況を考えるとエンドポイントとして脆弱性を把握して適正に修正版へのアップデートが必要と言えます。
スマートフォンとPCの間でメールがやり取りされると、スマートフォンで受け取ったマルウエアの添付されたメールを社内に転送してしまう可能性もあります。そのメールは、信頼できる社内から転送されたメールだとするとPCで受け取った人が安心してメールや添付ファイルを開いてしまう確率も上がってしまいます。
クオリティソフトが提供するISMCloudOneはPCだけではなく、iOSやAndroidのスマートフォンの管理にも対応しています。スマートフォンで利用しているOSのバージョンも利用者別に把握が可能です。
ISMCloudOneのPCにおける脆弱性診断と併せてスマートフォンの利用OSを把握して必要に応じて利用者にアップデートを促す管理を検討してはいかがでしょうか。