個人情報保護法施行のタイミングで社員全員が利用するPCの操作ログを収集して記録を残す仕組みを導入された企業が多いと思います。
その理由は、もしも個人情報などが社外に流出した時にその操作ログから該当する情報が含まれるファイルを持ち出された経緯を調査するためでした。
PCの数が多ければ多いほど操作ログの量も膨大な容量になり、記録を残す仕組みのハードディスクに全てを記録し続けることができません。テープなどの別な大規模保存できる媒体へ移して保管している企業も多いと思います。この保管する作業を毎日行うという大規模企業もあるようです。
電子計算機詐欺の時効までの期間が7年と定められていることから、7年間の操作ログを記録した媒体を厳重に保管されているのかもしれません。
クオリティソフトが事務局をしているPCNW(PCネットワークの管理・活用を考える会)の勉強会で「操作ログを毎日見ている」という管理者の人から話を聞く機会がありました。
なぜ毎日操作ログを見てるのですか?
全ての操作ログを見てるのですか?
一日中操作ログを見張っているのですか?
など疑問がいっぱいでした。
話を聞いてそんな見方があるんだと「びっくり」するとともに、もっとみなさんにも簡単にできないかと考え始めました。
その方が言うには、毎日気になっている部分の操作ログをいくつか決めているということでした。具体的にはUSBなどの外部記憶媒体への書き出し、添付ファイルを含む送信メール、プリンターへの印刷などでした。見ている操作ログを絞っているとはいえ、それぞれの操作ログは毎日ものすごい量だと思ったのですが、ポイントは、操作ログのその見方にありました。