ソフトウェアの配布と遠隔自動インストールについて
IT資産管理ソフトウェアのQND Advance/QND Standardが行うソフトウェア配布機能は、セットアッププログラムファイルの配布(転送)とインストールの遠隔実行とで構成される機能です。
業務に利用するPCは、企業で統一したソフトウェアと、その部門でのみ利用するソフトウェアがあります。
企業規模が大きい場合、統一したソフトウェアとしては、メールソフト、オフィスソフト、アンチウイルスなどです。これらソフトウェアはPC導入時にキッティング作業により組み込まれた状態で各従業員に貸し出されることが多いと思います。このようなソフトウェアについてはバージョンアップのタイミングでQND Advance/QND Standardの配布機能を利用することで効率的な管理ができます。
セットアッププログラムを配布するだけでインストール操作を各自で行わなくてもインストールを完了させるサイレントモードが利用できます。配布するプログラムのファイルサイズを考慮してネットワークのセグメントごとにスケジュール機能を使って負荷を分散して配布設定することが可能です。
また、ソフトウェアのインストールにPCの管理者権限が必要な場合があります。QND Advance/QND Standardにはスイッチユーザという一時的に管理者権限に変更してインストールを実施する機能があり、このようなケースでのインストールに最適です。
一方、部門ごとに利用しているソフトウェアとしては、例えば研究部門では解析や統計などのソフトウェア、設計部門ではCADなどのソフトウェアが代表的です。このようなソフトウェアの場合は利用環境や付属する機能の違いなどから統一したインストール機能が利用できないことが多くあります。
さらに大容量のデータが付随するケースもありネットワーク負荷を気にしなくてはならないこともあります。これらのソフトウェアはセットアッププログラムをPC毎の配布スケジュールを設定して負荷分散を行うことが必要です。さらにインストール時の画面操作をサポートする別プログラムの実行することで、あたかも遠隔作業によるインストールを終了させることも可能です。
このような業務で利用する特殊なソフトウェアの場合、利用しているバージョンの違いなどから適用するプログラムが異なることもあります。こういったケースにおいては、利用しているインストールされているバージョンによりPCをフィルターにかけて抽出した後に適用プログラムを配布するようなことも可能です。
QND Advance/QND Standardは、様々な業種業務が混在する企業の複雑なソフトウェアの配布作業を細かな設定を行い安全に終わらせることができるのです。