インベントリ収集機能により集めてくる情報と台帳による管理
IT資産管理をするQND Advance/QND Standardが行うインベントリ収集とは、
企業で利用しているPC のハードウェアやソフトウェアなどの構成情報を集めてくることを言います。業務に利用しているPCを安心安全に維持管理するために最初に行う必要があり、継続的に行うことで安心安全を持続することが可能になります。インベントリの中身について詳しく紹介します。
▼ハードウェアインベントリには、基本情報、ネットワーク情報、ドライブ情報、DMI情報に区別されます。
●基本情報
インベントリ収集日時、コンピューター名、OS、CPU、CPUスピード、キーボードタイプ、物理メモリ、利用可能メモリ、ビデオカード、解像度、プリンタ、スワップサイズ、ドメイン名、ログオンユーザ名、モデル名、Microsoft Officeのセキュリティパッチ情報、最大5つまでのアクティブなNIC情報(MACアドレス、IPアドレス、他)、プライマリWINSアドレス情報、固定IPアドレスまたはDHCPによるIPアドレスのどちらかが付与されている情報、ローカルマッピングされたドライブ情報
●ネットワーク情報
ネットワークカード、MACアドレス、IPアドレス、ネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバソケットバージョン
●ドライブ情報
ローカルドライブ毎の総容量、ローカルドライブの空き容量
●DMI情報
BIOSバージョン、BIOSメーカー、BIOS日付、マシンメーカー、マシン名、マシンシリアル、マシンUUID、マザーボードメーカー名、マザーボード名、CPU ID、CPU外部クロック
▼ソフトウェア情報
インストールディレクトリ、EXEファイル名、製品名、詳細バージョン、ファイルサイズ、ファイル更新日、アプリケーションの追加と削除情報、Microsoft Office情報、Notes情報
▼任意設定情報
任意に定めた情報を100項目まで登録することが可能で、ポップアップによるアンケート形式により取集できます。
使用者名、設置部署、社員番号、メールアドレス、固定資産番号、リースレンタル番号
▼プラグイン(外部プログラムによる特定情報の収集)
USBドライバ情報、共有フォルダ情報、Adobe製品情報、AutoCAD情報
▼OS・IE・IIS情報
ServicePack、HotFix、プロダクトID、IE詳細バージョン
▼レジストリ・INIファイル情報
クライアントのレジストリ、INIファイルの情報
▼SNMPによる収集する情報
SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用したプリンタ、ハブなどのネットワーク機器
収集したインベントリ情報は用途別に台帳化して表示します。下記の区分けした台帳で管理することができます。
▼PCのハードウェアインベントリ、OS/IE/IIS情報インベントリ
スペックが古くなっていたり、ハードディスク容量やメモリ容量などが不足するPCを絞り込んで表示することができ、PCの入れ替えなどの業務に活用できます。
▼PCのソフトウェアインベントリ
ソフトウェアのライセンス数を確認することができます。利用を禁止しているソフトウェアのインストール状況からアンインストールさせることで安全確保につなげることができます。
▼任意設定インベントリ
任意にポップアップによる入力で収集した情報は、別なシステムで管理されている組織構成や従業員情報をCSVに取り込むことでPCを組織の従業員と紐づけて管理することができます。
▼各種台帳作成機能
PCから収集した様々なインベントリをQIV(Quality Information Viewer)を利用して管理に必要な台帳を作成することができます。
ソフトウェア台帳、MS-Office台帳、ライセンスチェック台帳、Adobe製品ライセンス台帳、カスタム台帳、レジストリ台帳、OS関連台帳、Notesライセンス台帳、PC廃棄台帳、PC倉庫台帳、AutoCADライセンス台帳、ハードウェア台帳
▼スマートデバイスインベントリ情報 ハードウェア/ソフトウェア
ISM CloudOneが収集したスマートデバイスのハードウェアとソフトウェアの情報は、連携機能によりQND Advance/QND Standardの台帳で一元管理することができます。
QND Advance/QND Standardで収集した各インベントリ情報の項目の詳細
ハードウェアインベントリ情報
ソフトウェアインベントリ情報 OS情報
アプリケーションの追加と削除情報 HotFix情報
レジストリ情報 INIファイル情報
任意インベントリ情報