感染症予防のためオフィスに出社する人を制限する企業も多いことと思います。デスクワーク中心の業務の場合テレワークを活用して出社を控えていると思います。テレワークでも十分業務が行える環境の整備もこの一年で進んだのではないでしょうか。
VPNで会社に接続して業務システムを利用する場合や、クラウドサービスによるコミュニケーションツールの利用も増えています。会議スタイルもいつの間にかオンラインが普通になりつつあります。
都心のカフェではノートPCを開いて仕事している人を以前より多く見かけるようになりました。PCに向かって話しかけている姿もよく見かけます。自宅にだけこもってテレワークし続けることも厳しいのかもしれません。
そんな時、ふと気になるのがネットへの接続方法です。
ほとんどのケースでWi-Fiを使っていると思いますが、何も知らずに利用すると思わぬ事故に遭遇する危険性があります。
Wi-Fiといってもその種別をしっかり認識して利用することが大切です。
家庭で利用する無線LANルーター、個人または会社が契約しモバイルで利用できる無線ルーターこれらは設定さえしっかり行えば危険は少ないと言えます。
街で利用できるWi-Fiには有料と無料の両方が存在します。プロバイダーや通信会社が提供する有料Wi-Fiは暗号化方式を採用して通信も暗号化して行っているケースが多く比較的安心して利用できます。
一方カフェなどが独自で提供している無料Wi-FiサービスはSSIDを指定するだけで接続してしまう簡単なものです。選んだだけで接続してしまうものもあります。特にパスワードを入れずに利用できる無償Wi-Fiに潜んでいるリスクは、データの盗み見や遠隔操作による不正なプログラムを忍び込ませることなどです。
どうしてもフリーWi-Fiを利用しなければならない場合には以下の項目に注意しましょう。
・自動接続機能を使わず手動で接続する
・SSIDと接続を確認して接続する
フリーWi-Fiを利用させることは大きなリスクになります。テレワークを含め社外への持ち出しを許可するPCに対しては会社で契約したモバイルWi-FiルータやWi-Fiサービス以外へのアクセスを禁止するようなルールも必要になります。
クラウドからPCの脆弱性などを管理する ISM CloudOne は、利用できるWi-Fiを限定したりするなどの管理が可能になります。