「働き方改革」-労働生産性向上への取組み-
2016年6月に発足した第3次安部内閣(第2次改造)は、「一億総活躍社会」の実現を目標に「働き方改革」を内閣の重要政策としている。そしてこの「働き方改革」とは、(1)「処遇の改善(賃金など)」(2)「制約の改善(時間・場所など)」、(3)「キャリアの構築」からなる3つ観点から、さらに9つの検討テーマを内閣が取り組むべき重要政策として設定している。その検討テーマとは、①「非正規雇用の処遇改善」、②「賃金引き上げと労働生産性の向上」、③「長時間労働の是正」、④「柔軟な働き方がしやすい環境整備」、⑤「子育て介護等と仕事の両立」、⑥「外国人材の受入れ」、⑦「女性・若者が活躍しやすい環境整備」、⑧「格差を固定化させない教育の充実」、⑨「高齢者の就業促進」であり、多岐に渡って検討がなされていることが伺える。
さて、この「働き方改革」で検討されている幾つかのテーマは、このコラムを読んでいる多数派であろう各企業のシステム・セキュリティ担当者にとっては、既に身近なテーマではないだろうか。