国内でもドラッグストアでマスクがなかなか買えない状況になっています。WHO(世界保健機関)による「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」も発表されて一部のIT企業では勤務形態を変更するなどの処置がとられています。
上海に進出している企業では、企業の春節休暇明けの就業開始を2月10日0時以降とする市政府の発表により出社できない状況になっています。
今回のようなグローバルに影響がある事象の他にも大雨などの自然災害でも突然出社できない状況が発生することがあります。このような時に在宅勤務に切り替えるなど勤務形態を変える処置をしたという事例が報道されています。
PCを使って業務をこなす勤務が多い中で急な勤務形態を変えるためには、自宅などからPCを安全に使う仕組みを日ごろから利用できている必要があります。総務省などはTOKYO2020に向けてテレワークを推進していますが、すべての職種でテレワークできる状況にはなっていません。
日常的にノートPCを利用している環境の場合にはテレワークを実施しやすいと言えます。しかし社内で利用する場合と違って、テレワークで自宅など社外でPCを利用する場合にはさらなるセキュリティ対策が求められます。
社外からは許可したアドレスだけに接続できるようにすることで、無料のオンラインストレージやSNSのアクセスを禁止して情報流出を防ぐ必要があります。社外のプリンターに印刷することもできないように、また外部デバイスへの書き込みも禁止する必要があります。
また社外から会社のネットワークに接続した場合でも業務に必要なサーバーだけにアクセスできるなどの処置もすることでさらに安全を保つことが可能になります。
社内で利用するときは社内のポリシーを適用し、社外で作業する場合は社外利用のポリシーを適用する仕組みを提供するソフトウェアが、FogosPRO NEOです。
突然起きるかもしれない事態に備えることも重要な時代になってきたと思います。
◇◇セキュリティコラム◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
5つの事例から学ぶ、テレワークの情報漏えい対策
テレワークに潜む2種類のリスク。その特徴や回避策とは?
テレワークのセキュリティ対策を強化するための3ステップ
多拠点のセキュリティを統一!社内に繋がっていなくても一括管理
BYODガイドラインとセキュリティ、テレワーク時代の私的端末利用とは
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■■関連記事■■
感染症対策で自宅へ持ち帰るPCのテレワークセキュリティチェックポイント
緊急対応によりBitlockerで保護したノートPCをテレワーク用として社外へ持ち出す
WSUSからパッチ更新していたPCを持ち帰ってテレワークしている場合は要注意
持ち帰りPCによるテレワークを クラウドから社内同様に守る ISM CloudOne