グレイネットソフトウェアをインストールする危険性について

脆弱性診断

突然ですが、皆さん「グレイネットソフトウェア」という言葉を聞いたこと・見たことはありますか。「グレイネットソフトウェア」とは弊社クオリティソフトで作った造語です。

では、具体的にグレイネットソフトウェアがPCにどんな影響を与えるのかについて詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

【1】そもそもグレイネットソフトウェアとは?

グレイネットソフトウェアとは、白黒はっきり明確に分けることができないがセキュリティ事故に繋がる可能性のあるソフトウェアのことです。さらに詳しく説明すると、問題があるソフトウェアを管理する「ブラックリスト」管理、安全なソフトウェアを管理する「ホワイトリスト」管理と呼ばれるソフトウェアのセキュリティ対策があります。これら2種類のリストにも該当しない中間に位置するソフトウェアを「グレイネット=灰色の範疇であるソフトウェア」と定義しています。

【2】グレイネットソフトウェアにはどんな種類があるのか?

グレイネットとして挙げられるのが、主にチャットなどのツールです。チャットツールはメールと違い、社外にも送信が可能なこともあり予期せぬセキュリティ事故に繋がる可能性もあります。その他にも偽の警告メッセージを表示させるアドウェアや、個人情報やユーザーIDなどの情報を送信してしまうスパイウェアなどのコンピュータウイルスの存在もあります。

【3】グレイネットソフトウェアの思わぬ危険性とは?

では、このようなグレイネットソフトウェアがPCに悪意のある影響を及ぼすソフトウェアだった場合、具体的にどんな危険性があるのか詳しく見ていきましょう。

・情報漏洩に繋がる危険性も

まず、起こりうる危険性として情報漏洩のリスクが挙げられます。例えば、インストールしたソフトウェアに脆弱性が見つかってしまった場合、システムの欠陥を狙われ個人情報や機密情報が流出してしまう可能性も少なくありません。例えば、皆さん馴染みのあるGoogleChromeやAcrobat Rederなどのソフトウェアからも脆弱性が発見されることもあります。このように情報漏洩だけでなく、不正アクセスやサイバー攻撃など様々な危険性があるので、少しでも怪しいソフトウェアはインストールしないことが大切です。

【4】グレイネットソフトウェアへのセキュリティ対策について

garaynet

では、ここからはグレイネットソフトウェアの具体的なセキュリティ対策について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

・基本的にはインストールしない

何度も念を押して言うようですが、まず出来る対策として危険なソフトウェアはインストールしないことです。どうしても業務上必要なソフトウェアがある場合は、管理者が管理し脆弱性がないか、最新のバージョンにアップデートが行われているか確認するなどの対策が必要といえます。

・更新プログラムは常に最新の状態にしておく

次にソフトウェアのバージョンは常に最新の状態に保つことが大切です。ソフトウェアのバージョンを更新せずに放置すると、システムの脆弱性を狙われ攻撃されてしまう事例も少なくありません。
また、ソフトウェアだけでなくOSの更新プログラムも合わせて、最新の状態にしておくことが大切です。下記のコラムに、「Windows更新プログラム」の重要性について詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。

Windowsの更新プログラムを絶対に放置してはいけない理由とは?

・セキュリティソフトでソフトウェアの起動を制御する

社内で利用させたくないソフトウェアがある場合は、「禁止ソフトウェア起動制御」機能が搭載されているセキュリティソフトが便利です。当社クオリティソフトでは、情報漏洩の危険性のあるソフトウェアをまとめたリストから登録すればソフトウェアの起動を制御できます。合わせて、任意でユーザーに起動制御の通知を表示することも可能なので、社内のセキュリティ対策に最適です。

・脆弱性診断を行う

当社クオリティソフトでは、ソフトウェアの脆弱性を無料で診断できる「PCドック」を提供しています。「PCドック」では、古いソフトウェアのバージョンのまま使用していないかなどのセキュリティ状況を確認できるので安心です。また、ダッシュボードでは、ソフトウェアやOSのセキュリティ状況をグラフで確認できます。

【5】まとめ

今回は、グレイネットソフトウェアをインストールする危険性について詳しく解説していきました。情報漏洩やウイルス感染などからPCを保護するためにも、ソフトウェアの管理をしセキュリティ対策を強化しましょう。

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